サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

知性へと収斂進化するAIの未来

LLMは人間の言語活動の一部(活字中心の訓練データ)を模擬しているモデルです。原理は時間を変数に持たない単語(トークン)の確率的予測モデルなのですが、ただのシミュレーションモデルではなくなってきています。現状では異質な知性を持ち始めていると考える専門家が増えています。

 そうなると今後の進化がどうなるか予断を許さなくなります。今のところは、AIの進化は進化論でいう「人為選択」で、家畜の育成と同じです。そのモードが「自然選択」に入れ替わるとAIは逆に人類を家畜化するかもしれません。

 

 

超伝導のギンツブルグ=ランダウ理論の理解

 2003年に生き残りのギンツブルグはノーベル賞をもらってます。この理論の面白さと射程の広さを実感しましょう。ランダウは1968年に亡くなってますが、超流動の理論で1962年にノーベル賞もらっています。ランダウは2つのノーベル賞級研究をしたことになります。

 巨視的波動関数という物理モデルに熱力学原理を組み合わせる。自由エネルギーに最小作用の原理(極値)から、波動関数と超伝導の方程式が出てくる。そして、超伝導には二種類あることがGLパラメータから予測できる。

 

チョーシンプルな解説動画


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ランダウはファインマン級の天才であり業績もあるけれど、彼ほどもてはやされてはいませんねえ。佐々木力による伝記が1冊あるだけとは寂しい限りです。

 

 

戦地ウクライナはドローン兵器の実験場

 軍事大国ロシアにウクライナがなかなか勝てない理由のひとつは比較的格安なドローンと自律型ドローンの統合運用が戦術的に功を奏しているからだとされます。

 

 

【参考資料】

 ポール・シャーレはこの事態を予告していました。そして、さらに戦争(兵器)の経済という別の現実がウクライナ戦争やイスラエルやアメリカVSイラン戦争で露わになっています。

 

 

2016年の再現性の危機

科学者たちの間で、p値の本来の意味が見失わなれた。

グッドハートの法則「ある統計的指標が目標として採用されると、その指標は指標としての価値を失う」

あるいは予算圧力や成果主義など強力な締め付けで研究が形骸化している。

実際になにが起きたかはスチュアート・リッチーの「Science Fiction」(ダイヤモンド社)が詳しくおもろしく、危機感にあふれる。

中心となる問題のp値ハッキングについては、下の資料がイメージしやすいでしょう。

 

【参考文献】

 

p値ハッキングと超心理学

なんでも2016年に行われた大規模な調査は専門の研究分野で再現性の危機があると答えた割合が4割近かったそうだ。

心理学の分野で有名なスタンフォード牢獄実験など著名な実験も疑われている。

人文系だけでなく生物、医学、工学など自然科学系でも疑わしい研究結果がやまほどあるという指摘がS.リッチーの話題作にまとめられている。典型的手法がp値ハッキングだ。その概要は添付のリンクを見てほしい。

 ここでは、超心理学の真面目な研究が排除されて、(通常)心理学の著名で疑わしい研究がまだまだ一般に受け入れられている、その非対称性を指摘したい。

 統計的に有意な研究はいくらでも超心理学にはある。再現もできたものもある。だが、やはり科学の反中からは排除される。これは「観測事実」による実証性とか、統計検定が真偽判定になるとかいうものとは別次元なのだ。よって立つところの先験的な前提が「超心理学」と「通常心理学」を分け隔てている。哲学的基盤の差なのだ。

 得体の知れない相互作用を扱わないというのは、科学の制約なのだろう。

 でもプラセボ効果はこの反例になりはしないか?あるいは統合失調症のバイオマーカーがないなどは。「得体が知れる=物理的あるいは生理的基礎がある」とすれば、それは「精神」なるものを認めないことになるのだろう。

 そこは外野からみて、どうもスッキリしないのだが。

 

【参考文献】

日本のO女史の事例も参照されてました。


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