はじめに、こちらの映像”Life in life”をしばし、鑑賞いただこう。
はじまりは、ライフゲームのシンプルなシミュレーションだ。一つ一つの正方形のセルが単純なアルゴリズムで生死を繰り返す。白状態が生で、黒が死だ。それがセルラーオートマトンの一種としてのライフゲームだった。
しかし、ズームアウトしてくると、初めの映像は一つのセルの中でのシミュレーションでしかないことがわかる。マクロなセルはそのレベルでライフゲームを続けているのが見えてくるといのが、オチであります。
いろんな連想が駆け巡る。生きた細胞=最初のセルならば、マクロなセルは多細胞生物に相当するだろう。あるいは最初のセルが生体分子ならば、マクロなセルは細胞になるだろう。
単純なアルゴリズムがミクロレベルでもマクロレベルでも支配しているのは、とても印象的だ。世界がこのような規則と階層性であれば、どれほどシンプルだろう!
しかし、生体分子レベルと細胞レベルでは支配している法則は異なるのが実情だ。
昭和時代のCASIOPEAのこの曲などが似合うのではないか。
しかし、この階層性と再帰性は「宇宙」の成り立ちを考えさせてくれる。