サイエンスとサピエンス

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諏訪湖 中央構造線とフォッサマグナの交差

 諏訪湖は地元の人びとが語るように「日本のヘソ」、つまり、中心点だ。

  なぜなら、中央構造線糸魚川-静岡構造線(ファオッサマグナ)の交差上に位置しているからだ。

 思い起こすのはギリシアデルフォイだ。そこにはアポロンの神殿があって、古代ギリシア世界の中心地とされた。その場所に喩えれば、諏訪湖は日本のオンファロスだ。そうここでは示唆しておく。オンファロスとはヘソのギリシア語だ。

 諏訪大社があり、かつては「御神渡り」という氷の割れ目が見ものであった。上社と下社を行幸すると人びとは信じている。

 隠れたる神のミシャグジは隠然たる勢力圏を中部地方に有していた。それと記紀神話に出てくる顕現せる神、建御名方命も興味深い。奴奈川姫という越の国の女神の子孫とされている。奴奈川姫は、これまた糸魚川地方の神なのだ。翡翠とかかわり合いがある縄文期からの女神であるとされる。

 諏訪湖は地質と神話の交差する要衝でもあるのだ。

 二大地質境界線が交わるというのは、聖地だという地質学的な証拠であろう。

 

 

信仰の最古層が生きる聖なる諏訪大社

hyperion64-oranization.hatenadiary.org

 

 

 

mtl-muse.com

 

 

 

 この小説でも諏訪湖を含む中央地溝帯が列島を引き裂いていた。