サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

インバウンド客におにぎり🍙流行の科学的な考察

 2024年はオーバーツーリズムが懸念されるほどインバウンドの海外旅行客が溢れるような年となった。コンビニエンスストアの人気とともにおにぎり美味しいというニュースが目につくようになった。

 和食は安くて美味しくてヘルシーは当たり前の世の中になったが、そのなかでもおにぎりが取り上げられるのは興味深い。

キーワードは海藻である。海苔であります。おにぎりの基本は海苔で巻いてあること。

そして、日本人は海藻を消化できる酵素を独自に持っていることが、腸内細菌の研究から判明している。

 海苔やワカメを分解する酵素遺伝子が日本人の90%に保有されているのに対して、(欧米・中国など)他の11か国では15%以下となり...日本人集団に特徴的

と腸内科学の専門家の内藤裕二はまとめている。

 これはどういうことだろうか?

むかしの対米経験でアメリカ人は磯の香を臭いと感じていることを知っている。いまは違う、海外での寿司がポピュラーになり、多くの国民は海藻になれだしたのだろう。

寿司をよく食する外国人の腸内細菌叢は海苔の消化酵素保有するようになる。やがては海藻を好む腸内細菌叢が増大する。その結果、おにぎりをバクバク食べて、美味いと感じるようになる。

 そうしたバイオメカニズムの存在を感じさせるのだ。

もうひとつ、余計なお世話仮説を追加しよう。

 海藻大好き腸内細菌叢が宿主である人間を突き動かして、日本の食のツーリズムを選択させているのだ。