サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

人類と個人はパスワードによりどのくらいの時間を費やしてるか(フェルミ推定)

 1年間に人類はパスワード入力によりどのくらいの時間を費やしているのであろうか?

 前提:各人が1日に10回ほどパスワードを入力するとしよう。一回あたり入力の時間を5秒とする。1年を360日とする(休みがあるというより簡便化のためである)

 コンピュータシステムに関与する人びとを10億人としよう。パソコンでもスマホでもなんでもいい。

     360日×10回×10億人×5/3600時間=50億時間

年になおすと57万8千年ほどになる。

 何人分の人の寿命(平均寿命を60年とする)に相当するのであろか?

9600人程度である。

「パスワード入力は年間9600人分の寿命に相当する時間を費やしている」となる。

コンピュータ社会に生きる個人について、同様な推定をしよう。上記の前提に加えて

50年間ほど個人がコンピュータに接する期間があると仮定する。

    360日×10回×5/3600時間×50年=250時間

これは100日ほどになる。

「パスワード入力により人は一生に100日ほどの生活時間を奪われている」となる。

「奪う」という表現には無駄であるという判断が入っている。もちろん、情報化社会で必要なことと考えることもできる。その場合は「費やす」と置き換えてください。

 

 言うまでもなく、パスワード更新とかの管理時間や忘れにより再発行の手間は含まれない。ID入力は必須なのでこれを無駄とみなすことはできない。

 指紋認証と顔認証でスピードアップしているという点もあるだろうが、このところセキュリティ強化で二段階認証が増大しているので相殺されるとしておく。