中国最高のSF作家である劉慈欣の『三体』はホッブズ的文明観をド派手に展開している。つまり、「万人は万人にとって狼である」を「すべての宇宙文明はすべての宇宙文明にとって狼である」という立場から、「暗黒森林」なる説をプロットに盛り込んだ。
「引きこもり」異星文明というあり方もあろう。外からは観測できないし、生存しているしるしも見せない。しかしながら、自分が発生した恒星系を脱した高度な文明はそういうわけにはいくまい。何らかの強力な通信手段をもつ必要がある。それは外宇宙まで漏洩するであろう。
暗黒森林説に依拠するなら、高度な暗号化を行うことになろう。他の異星文明からは
「ランダム」であり、自然界の放射線や電磁波と区別できないはずである。
かくして、ガンマ線バーストやパルサーの発する電磁波だと天文学者が考えているの観測結果のなかに、異星文明の通信が紛れ込むことなるのだ。
下記の本には上記の説に近いものもある。「異なる数学」という説だ。例えば5G通信は低密度パリティ検査(LDPC)符号なる高度な符号化方式を採用しているが、それからしてすでに難解な応用数学である。
ちなみに、ウエルズの代表作はホッブス的であり弱肉強食的な内容であった、


