サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

われ、温暖化に適応せり

 猛烈に熱い。蒸し風呂デ〜の連続が始まった。例により日本人は天に向かって文句をいうこともなく自然界に恭順しています。
 そうはいってもやはり何とかせねばということで無い知恵を絞ってみました。

 地球温暖化のヒートウェーブに対して個体としてどのように適合してゆくか?
 アイシーでエコな生活とか、省エネな家電とかクールビズとか、巷にいろいろと言葉はあるが、生物としてどうすべきかについても明確にしておくべきというスタンスです。

 それは体温維持に関わって体重と体表面積の関係からの帰結であります。
つまり、素早く体熱を放射することが地球温暖化適応であります。
 また、体色を濃い目に変更することも有効であります。
 簡単にいえば、身体を小型化することであります。月次に表現すると「スリム化」なのでありますな。そして、濃い目のメークするのですな。これで地球温暖化適応ができあがり!

 裏付けする生物学的な法則を並べておきましょう。

ベルクマンの法則 これは身体全体を小型化することが地球温暖化適合であることを示唆してくれます。

恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する

アレンの法則
 これに従えば、鼻を高く(整形)し、指先を長くし、四肢を細くすることが望ましくなります。
 尻尾を生やすのも良い感じですな。

 恒温動物において、同じ種の個体、あるいは近縁のものでは、寒冷な地域に生息するものほど、耳、吻、首、足、尾などの突出部が短くなる

グロージャーの法則 寒い地域に住む個体群ほど体色が薄くなる
 なので、体色は濃い目になるほうが好ましいのであります。色素を濃くして紫外線による被害を減らすのが目的でしょう。上の二つは熱適合ですが体色の褪色は紫外線対策です。
 メラニンを増やすということですが、ここは人工色で肌の色を「青く」するというのはどうでしょう?
 黄色人種やホワイティなどを超克するのに清色=スカイカラー人となるという変な提案をしておきましょうか。

生物の大きさとかたち―サイズの生物学 (SAライブラリー)

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生物の形とバイオメカニクス

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