2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧
数年前、アメリカのドキュメンタリー『世界を動かす砂糖産業』を観た。当時から、砂糖が肥満の原因ともくされていたが、砂糖産業はそれを大量の宣伝広告費などで潰しにかかった。 別に裏金が動いたとは言わないが、真っ先に思い浮かぶのが大手の科学シリーズ…
レトロなホームSF『宇宙家族ロビンソン』(Lost in space)という文化人類学的な検討に値するTVシリーズがあった。 アメリカの核家族の生活をそのまんま宇宙旅行に持ち込んだだけのお話だ。忠犬の代わりにロボットの「フライデー」がいる。ドクタースミスと…
超心理学は19世紀後半のイギリスの「心霊協会」、通称サイキカル・リサーチに端を発する。 設立当初はイギリスの錚々たる顔ぶれがメンバーとなった。ヘンリー・シジウィック、ウィリアム・クルックス卿、グラッドストーン、ラスキン、A.R.ウォーレスやアメ…
鼻くそほじりについて、考えてみた。 久しぶりにホジホジすると大物が発掘される。それを抜き出すと「鼻のコリが抜ける」気がする。鼻腔に無理がかかっていたのだなあとつくづく感じるのである。 このような爽快さを扱う学芸がないものかと調べてみた。 自ず…
多くの人はヨーロッパでは大地震がないと思っている。気の利いた人なら、イタリアは例外だろうと即座に指摘するだろう。火山国なので地震はつきものだからだ。 よほどの好事家でないとリスボン大地震を思い起こせる人はいないであろう。 時は、1755年1…
猛暑が続く。 ニュースで流す映像はきまって街をゆく人たちの暑さにウンザリした表情だ。 目を細めて眉間にシワを寄せ、口唇線を際立たせながら不快そうな表情になるのが列島の人びとだ。 この顔つきは万国共通なのであろうか? 北欧人はどうなのだろうか? …
「世界に冠たるドイツ Deutschland über alles」とは、ドイツ人の意気を語って余りある。 この言葉を思い出したのは8月17日のNEWSを読んだ時だ。 ドイツ人は欧米以外を認めない!? 「世界一嫌韓」「アジア・南米・アフリカに悪印象」とBBCの調査結果 嫌韓だけ…
先ごろ、筑波大学発のロボットベンチャー企業が「HAL」を福祉介助に展開するドイツでの起業家を発表した。 福祉に向けて先端技術を投入するというのは、感動する。とくに、アメリカ軍が「無人ロボット兵器」で「テロ殲滅」の名のもとにイラクやアフガニスタ…
緒方洪庵の適塾は日本の近代医学の発祥の地と言っても過言ではないだろう。洪庵は蘭学に秀でていただけではない。漢方も学び、両方のよいところを持って施療していた。 種痘も独力で進めるなど民衆に対する疫学対策をも進めていた。つまり、先端研究と民衆へ…
過激なフェミニズム論者の女性といえども人前での男性族における人前での放屁の是非については黙して語らない。とくに家庭における放屁の男性の特権については政治問題でも人権問題でもないと信じ込んでいる。 さりながら、この放屁活動の差異こそは男性優位…
石井 吉徳氏の『海洋資源大国は「幻」 質を見ねば国を誤る』について私見を開陳しておく。 濃縮性がない深海のメタンハイドレートについてはエネルギー収支上からして、マイナスになる可能性が高いとする、石井氏の所論は概ねそれはありうると思われる。 だ…
ゴキブリは余りに風情がないので嫌われものだが、メキシコではそうでもないらしい。 ラ・クカラチャと現地ではいうが、どうも「ゴキブー」みたいな〜語感だ。 現に、妙に気楽なサウンドが現地にはある。 ゴキブリについての逆説的偏愛の書というほどでもない…
経済学や気象学など多数の原因が入り混じりながらマクロに運動するシステムでは、学説やモデルの検証という場合に、統計的仮説検定を用いることが多い。観測値をためてそれにモデルがどの程度あてはまるかを検定するのだ。定量的検証にはお定まりのやり方で…
エジソンを、純粋無垢なエンジニアと考えてはならない。実のところ、なかなか食えないビジネスマンであり、その精神はGEに引き継がれている。つまり、技術的創造の精神と飽くなき利潤追求の精神とがである。1300もの発明をものした大物だが、それに加…