2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧
哲学者と物理学者の二人。どこでつながるのかというと「永劫回帰」つながりです。 生半可な知識をひろうしておきます。 ニーチェの学説の一つに「世界はふたたび同じ状態になる=永劫回帰」という風変わりな主張があります。平たく言えば、「いまここにいる…
もはや素粒子論については進歩についていけず、興味本位でニュースを追っかけるだけでありますが、今年のビッグニュースとして「ヒッグス粒子の発見」という報道がありました。 ヒッグス粒子は素粒子の質量を生みだす決め手とされ、標準模型の不可欠な粒子な…
核分裂反応の発見者とはドイツの科学者オットー・ハーンだ。リーゼ・マイトナーもそうであるが、連名されるべきであろう。彼女は悲運の女性科学者として別記されるべきであろう。 ハーンがハイゼンベルクとともに連合軍に身柄を確保された時の様子は、ハイゼ…
戦略論というと何よりもまずマイケル・ポーター。 企業も国家も医療も何もかも競争戦略の視点で斬る。まあ、いってみれば声は冴えないが頭脳は冴えまくるタイプだ。 ここに彼の講義模様がある。大学における講義風景である。あのfive forcesも彼の考案だ。 …
マーケティングで一時代を画したフィリップ・コトラーのビジネスフォーラムでの名調子を拝聴しようか。インターネット・マーケティングについても講話があった。コトラーのマーケティング・コンセプト作者: フィリップ・コトラー,恩藏直人,大川修二出版社/メ…
カリフォルニアに移り住んだオルダス・ハクスリーはカウンターカルチャーに大きく関わった。 彼の風貌をよく伝えるインタビューだ。 永遠の哲学―究極のリアリティ (mind books)作者: オルダスハクスレー,中村保男出版社/メーカー: 平河出版社発売日: 1988/03…
アメリカ言語哲学の泰斗 クワイン先生の映像でござるよ。 アメリカ言語哲学入門 (ちくま学芸文庫)作者: 冨田恭彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/05メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る この本が代表的な参考書とされる…
温暖化を世界中の多くの場所について、まとめて視覚化するのをチャレンジ。 これはヒューストンの年間平均気温の推移を示したもの。点がその年の平均気温。 トレンドとは、点のあいまを抜ける直線の傾きをいう。 1975年から2010年までの35年分なので、区間的…
『ケインズの確率論』については極めて不十分ながら、以前ブログに書いた。その立場は「論理説」とされ、 確率は推論を行うときに生じる未知さを表現する。無知とはことなる「未知」さを確率として定式化できるというものらしい。「推論の重み」が確率なので…
シカゴ大学にはフェルミ研究所がある。彼はアメリカに亡命して、ここに職を得た。 ご存知のように、フェルミは理論と実験、両方共超一流の業績を残した。 フェルミ・ディラック統計や彼のベータ崩壊の理論ではニュートリノを予測している。原子炉の原型を作…
中国は広東省の省都広州市の郊外に中国とシンガポールの肝いりで進める国家共同プロジェクト「中新広州知識城=広州ナレッジシティ」が稼働している。 日本からは日立製作所が参加しているが、これだけの巨大プロジェクトは世界でも少ない。 大きな地図で見る
日本近海にはメタンハイドレートが豊富にあり、それを採掘できるようになれば国内のエネルギー需要を1世紀は満たせる。 そんな議論がここ数年、あちこちである。 それは、ウレシイ知らせだ。 その一方で、「メタンハイドレートは資源ではない」という説得力…