サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「無と空」についての寄せ書き

存在論について早くから緻密な思考をめぐらしていた古代インド人は無をカテゴリ論の一部として扱う。それを行ったのは後代のヴァイシェーシカ学派だという。無を非存在と同義として、この学派は無を4種にわけた。 未生無、乙滅無、畢竟無、交互無 未生無は…

脳百態のうちの十 -脳狂言-

痴性体の知能の様態の奇態な様々を類推し推測する。 1.脳のなかに脳があって、その中に脳があって、それが繰り返す(ロイス型) 2.空洞の脳室。そこでの音響共鳴が外部刺激に対しての応答を決める(空洞型) 3.多数の寄生体の寄り合いが神経系に組み込…

日本人生物学者たちの考えた人類の遺伝的未来

ここでの日本人生物学者たちとは木村資生と渡辺格である。 木村資生から始めよう。彼の分子進化の中立説はノーベル賞級の発想と発見であった。その業績の先進性は高く評価されるべきだろう。 もう一人、分子生物学の渡辺格である。ウイルスの遺伝特性を解明…

UFOの運動技術に対するSFプロトタイピング

最近になってアメリカで話題となっているUS空軍のUFOドキュメントに刺激されて、この未知の物体の運動性能を可能にする未知のテクノロジーについて、流行りのSFプロトタイピングを試みよう。 UFOが光学的な錯覚ではなく、実体があるというのが前提である。そ…