サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

どうぶつ社を悼む

昨年に活動を停止した「どうぶつ社」。中央線沿線に位置した「地方」出版社である。地方といっても杉並区高円寺であるけれど。 その出版物にはいろいろと裨益された。まず、シンプソンの進化論もの。この馬の進化本は希少価値がある。馬と進化作者: ジョージ…

「もう始まっているからね」 地球温暖化2013

NASAの科学者によれば今年は過去最高の平均気温の年になるであろうとの有り難い仰せ。それはもうごもっとも言うことしかできない。この警告を待つまでもなく、すでに、オーストラリアは40度を超える酷暑に見舞われている。昨年暮れにグリーンランドのイ…

最も宇宙を舞台にしてほしくない小説

銀河とか宇宙とかを想像をそそるようなワードを含んだタイトルであるが、絶対書いてほしくないSF小説のテーマはなんだろうか、とかりに問いかけた場合、自分が最初に思い浮かべるのは、こんなタイトルだ。 サラリーマンのオジサンたちが集う、新宿のションベ…

巨大地震の覚醒の気配

首都直下型地震をはじめ、東南海地震など地震リスクの高まりを告げるニュースだらけで、いい加減食傷気味なのだが、さらにゲンナリさせる事実がある。 20世紀後半から2010年以降現在までの大地震(マグニチュード8以上)の発生の仕方が不気味なのだ。 下図…

オリンピックやるなら西日本

日本経済と元気回復のためとかでオリンピックの東京招致活動に気合が入っている世間である。その意図を否定するつもりは毛頭ないのだが、・数年以内の首都直下型地震が発生(4年以内で7割) ・富士山噴火が必ず起こるとかいう問題は、完全に招致活動からは…

記録と国家の始まり

魏に使いを出した邪馬台国の日本は、小さな村落共同体に分割されていたようだ。こうした小さな村落共同体、都邑(とゆう)のような社会は原始的な国家と見なせるかどうか議論が分かれる。 それが3世紀中ごろの日本の有り様であるが、それよりはるか5000…