サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小林行雄の同笵鏡ネットワーク

古墳に付随する同笵鏡の関係図を地図に映し込むとどうなんるだろうか? 小林行雄の情報をGoogleMapに誰も写像していないのは日本人の怠慢なんだろうな。

お手並み拝見の時期は過ぎた

『サステイナビリティ学への挑戦』(2007年)を前にして、こう言っておこう。 「お手並み拝見の時期は過ぎた」 その内容や方針については良識あるものは誰も異を唱えることはあるまい。いかんせん、その教育システムで地球温暖化を阻止するのに顕著な事…

和算の技術史的な役割:あるいは算術的富国強兵

江戸時代300年間に飛躍的に発展を遂げ、維新とともに消滅の光輪を描いた和算。その和算は洋算(西洋数学)から見れば、競争力も普遍性もなく、所詮はヒコバエであった。 そういう評価は確定的であろう。 さりながら、ここでは明治の産業革命。19世紀の後進国…

イプシロンのジレンマ

新開発の小型低価格ロケット「イプシロン」。 その打ち上げに感服した一人である。リアルタイムでその場に居合わせた感を持てたのは言い知れない躍動感を与えた。 早速に新興諸国に、その売り込みが始まる。 その憂慮がここでの主題だ。 狭い地球の周回軌道…

技術者倫理とルメジャー技師

技術倫理は最近発展した学問だろう。自分が学舎におる頃には、ことばすら聞いたことがなかったものだ。 標準的な教科書としてはウィットベックのものがある。その中で登場する顕著な事例が、ウィリアム・ルメジャー技師のエピソードである。 シティコープ・…

ジェームズ・ワットメダル受賞者にみるアジア系

優れたエンジニアに与えられる「ジェームズ·ワット国際メダル」 ヘンリー・フォードやシコルスキー、フォン・カルマンなどが含まれる。 1937年から2005年までに35人の受賞者がいる。国別でみると英米とヨーロッパとロシアで9割だ。 そりゃー、機械工学なん…

経済活動と地球温暖化

今夏の暑さと豪雨は尋常ではないものであった。その大きな原因は地球温暖化だと気象庁とその関係者も公認する。 そして、それを食い止めようとする国際協力は、停滞しているようだ。 排出権取引や省エネルギ技術、再生可能エネルギー利用などの幾多の努力に…

東北の民謡に耳を澄ます

上見れば虫(むし)こ 中見れば綿(わだ)こ 下見れば雪(ゆぎ)こ 簡勁な歌詞だが染みいるような秋田の民謡だ。東北は民謡の宝庫とはよく言ったものだ。夏場に湧き上がる盆踊りの民謡はどれも味わいがある。 かの難解なるドダレバチを紹介しておく。津軽甚…

世界中のスマホの発熱量

ナショジオの記事『消費電力が意外に大きい家電製品とは』の伝えるところによれば、 iPhoneの消費電力(バッテリー充電、データ利用、ワイヤレス接続など)は、一般的なサイズの冷蔵庫を上回る 情報依存性が高まる一方の現代社会を象徴してはいる。 そこで問…