サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

自然科学が宗教を否定しさることの困難性

自然科学は宗教を否定しさることは困難であろう。例えば原子論に聖なるものの否定原理を求めてみてもそれは対象が異なるレベルにあるため、聖性の否定の説明とはならない。 原子論あるいは自然科学的世界観はその説明範囲を限定した場合にのみ有効である。そ…

足の裏の発汗量と靴の重量変化

一日に足の裏から両足でコップ一杯ほどの汗が分泌されているという。 つまり、一日というか、昼間の間には靴の片方にコップ1/4ほどの汗がしみ込むことになるわけである。 平日5日間は同じ靴を履き続けるとどうなるか。 靴からの蒸散を無視するという単純化…

「流言蜚語」と「立春の卵」

「流言蜚語」と「立春の卵」は日本の科学者師弟コンビの名随筆2編であります。 前者は関東大震災の経験を寺田寅彦が慨嘆したものとして、今日でもそのため息が伝わる作品となっている。 大地震、大火事の最中に、暴徒が起って東京中の井戸に毒薬を投じ、主…