サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

気候変動のガイア仮説?

異常気象はずっーと定番化していて、我ら大衆は慣れっこになってきました。 地球温暖化もその大元の元締めみたいで、肩をすくめてどうなるかを観察するしかないというのが一般市民の立場のようです。 企業はそれをビジネスチャンスにしようとして、官民一体…

中国と北朝鮮の核実験

これまでに中国は48回、北朝鮮は2回、核実験を行なっている。 偏西風により日本もフォールアウトのおこぼれを頂戴しているのは言うまでもない。 北朝鮮の核実験 横軸は西暦です 中国の核実験 参考資料:フォールアウトからの人体内セシウム(40年の歴史…

『本を読む本』のアドラーの野望

『本を読む本』は読書法の白眉だと評価されている。 たしかに、4種の読書法には智慧と論理が充ち満ちている。至るところ、ひざを打つような洞察があり、読書に励みがつく。 本格的な「読み」とはこういうものか、と納得させてくれる。「シントピカル読書」…

スカイツリー外観のベストビューな地点

先ごろオープンした東京スカイツリー。人気と話題をさらっています。 スカイツリーを絶好のポインから見たいという人も多かろうと思います。 これは純粋に幾何学的、図学的な問題になります。 前提となるのは、スカイツリーとヒトは同じ地表にある。つまり、…

データセンター誘致で頑張れ、東北

IT業界では、今までもこれからもクラウド化が進行すると予想されます。 スマホやモバイルパソコンの情報処理をネットの雲の彼方で肩代わりする仕組みを「クラウド」と呼びます。メリットはこんなところ。 1) アプリケーションやデータを集中管理 2) スマ…

映画「アレキサンドリア」の科学史上の悲劇

史上初の名前が残る女性科学者ヒュパティアが主人公の映画。つまり、ローマ時代のアレキサンドリアが舞台というわけです。それが映画『アレキサンドリア』(原題はAGORA)です。 ちょっと感動した超大作です。意外にセットは作り込んでいてCGだけでは…

三角関数の幽霊くらげ

指数的三角関数曲線のマニアに捧げる関数による戯れであります。 かような三角関数の曲線がどのようになるかを試算してしんぜよう。(x,y)={(1 + 1/2 Sin[u /α])^(1 + Cos[α u]), (1 + 1/2 Cos[u /α])^(1 + Sin[u])} このαというパラメータを動かしたアニメで…

熊楠伝のお勧め

南方熊楠の名声と評価はこの四半世紀で様変わりした感があります。 おおむかしは笠井清の労作『南方熊楠』しかありませんでした。その後、鶴見和子の『南方熊楠』が現れて話題をさらってからが、彼の再発見になったようです。 大博物学者というまっとうな評…

『ネットバカ』読む前の読書録

『ネットバカ』を今更ですが入手した。 せっかくなので、読書前にどんな内容かを推測する読書録をメモしておこう。 以下は純然たる推定であり、上の本の内容とは今のところ無関係であります。 ネットを利用していて気づくのは、「断片的な情報」の切れ端に満…

US tornado ナウ

先年につづき、北アメリカ本土では竜巻(tornado)が猛威を奮い始めている。イリノイ、ミシガンなど中西部で冬の竜巻、しかも夜間に起きるケースは稀だという。 発生件数でみると2012年の立ち上がりはピッチが早い。 下表の2012年の数字は、3月6日時点の…

アスペラタス・クラウド

不可思議な雲の存在が認知されたようだ。 その名も荒波のような雲=アスペラトゥス波状雲という。 「アスペラトゥス波状雲(Undulatus asperatus)」の原因は今のところ不明だそうだ。 http://japan.digitaldj-network.com/archives/51963504.html http://www.…

バチカン市国の国歌

バチカンの国歌に準じる『賛歌と教皇の行進曲』で、今日もすこやかに。シャルル・グノー作曲だ。 ヴァチカン物語 (とんぼの本)作者: 塩野七生,藤崎衛,石鍋真澄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/06/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 9回この商品を…

ド・モルガンの最後の逸話

ド・モルガンの法則で名が残るイギリスの数学者ド・モルガンはインド生まれ。 ニュートンにも「こうした問題はド・モルガン氏に尋ねなさい」と力量を認められていた。 その生まれとは関係ないが、ある伝説的ジョークがあったような。 ある学者が長生きを研究…