2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
2012年6月に名古屋大学の研究チームがNature誌に775年に起きていた宇宙線飛来の発見を報じた。屋久杉の年輪からその炭素14の異常が775年にあった事実を突き止めたわけだ。 それがどれくらい強烈だったかはわかならないけれど、英国、ドイツや日本の古記録に…
民主党政治は方針が定まらず右往左往する。安定していない。決断できない。右派政党の主張のアンチしか内政面では政策が打ち出せない。国民経済はグローバル化に従うべきであり、自由主義的経済の国際協調は基本である。 どの国の民主リベラル政党の政治は似…
2020年11月21日(土)のテレビ東京のアド街ック天国では埼玉県本庄であった。 驚いたことに、堂々2位に輝いたのは「塙保己一(はなわほきいち)」であった。 塙 保己一は篤学の国学者であり、盲目でありながら、その実力を江戸幕府に認めらた。過去の貴重な…
これから系統的に調べればいいだけの仮説だが、学者の男女の差について気がついた点をメモしておくことにしよう。名の売れた学者の比較というほどの意味です。 一般に「学者」という職業を選択する女性は少ない。それでも女性哲学者や歴史家、国文学者や民俗…
哲学を好む人たちでよく話題になるヘーゲル哲学の難解さ。その引き合いに出されるのが、『ミネルヴァのフクロウは黄昏時に飛び立つ』なのだけれど、その出典はまもなく岩波文庫にもなる『法の哲学』の序にあるらしい。 その意図することは、一つの時代の終わ…
元IBMでポピュラーサイエンスのライターであるクリフォード・ピックオーバーの本によれば、あの権威ある「サイエンス」誌に 人類絶滅の日:2026年11月13日の金曜日 なる論文があるそうだ。1960年のことだ。 その時点での人口数の統計的近似式をもと…
先進国(中国を含めて)の交流送電網で、送電ロスがどうなっているかは気にかかる。 一つ言えることはは送電電圧が高いほど送電ロスが大きいだろうということだ。 それに関連して、受電する消費者側の電子機器への影響もある。電子工学では熱発生を抑えるに…
その昔、岩波全書は市民に開かれた知識と学問の窓であった。昔といっても昭和時代のこと。それを戦前の目録から、垣間見てみよう。 手元にある最古参の岩波全書『航空計器』(1941)から、その発刊したばかりの全書の目録を掲げる。おそらくゼロ戦などの戦闘機…
国家間の関係をメンバーとなっている国際機構の共通性から定量化してみた。 例えば、北朝鮮と韓国はそれぞれが、Asia Pacific Telecommunity,ASEAN Regional Forum,Economic and Social Commission for Asia and the Pacific,Food and Agriculture Organizat…
歴史的発展を捉えるのに政治経済の段階とそれを支える技術という関係論的なフレームというのが、ありそうだ。 次のフレームが思案中の試案というべきか。 Level a 幼年期レベル 定住化した氏族共同体 定住化と社会組織を可能とする 穀物 倉庫 初期治水Level …
巨大事故の単純化された説明はしばしば誤った教訓を残す 1986年のチャレンジャー号の悲劇的な事故調査の結末で、あのファインマンが演じた役割がそれに等しいものだった。 CNN, Feynman and the Challenger disaster 卓越した物理学者ファインマンは説明の天…
2021年元旦に日本人女性の田中カ子さん(118歳)「かねさん」が最長寿でギネス認定されたと報じられていた。なんと明治36年生まれだ。 最後の明治人は、そう、あと9年くらいは生き続けてるのが、期待できるだろう。2030年までは明治生まれがともにあるの…
チェルノブイリ原発事故跡地の現状を追ったドキュメンタリー映画『チェルノブイリを追って: アポカリプス後の探索 (Stalking Chernobyl)』(2020)を見て、ストルガツキー兄弟とタルコフスキーのビジョンが地上に現出した実感を持った。 ストルガツキ兄弟の原…