サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

地球温暖化についての異端的見方

かねがね思っているのだけれど、地球温暖化がこうも興味深いのは、それがSF的だからであります。 今年は一年中大気が不安定でしたし、アメリカではNYをハリケーンが襲う時代になってますし、北極圏の氷は最小となるやら、北太平洋の海水の酸化が始まるやら…

ロボット先進国になるべえや

先ごろ気がついたのだけれど、日本国の直面する大きな課題の幾つかはロボット先進国になることで解決できる。 大きな課題とは、1)少子高齢化で福祉分野の立ち遅れ、2)天災と人災の増加。地震や火山爆発ひいては原発事故への対処法、3)資源不足。逆転するには…

ホンマのマッドサイエンティストは誰か

実在した史上最高のマッドサイエンティストは誰であろうか? その定義は「天才的な科学者、かつとんでもない発明品をもつ常識欠如の奇人」である。 ひと昔前のSFでの定番人物である。最近でもアニメにはまだ登場することもある。 マッドサイエンティストの…

生物と都市計画

後藤新平を尊敬する台湾人は多いそうだが、東京市長であった後藤新平は元来衛生局長であり、医師だった。しかし、彼の名声は先見的かつ先駆的な都市計画家の業績にある。 ほぼ同時代人で都市計画を創始した人物はパトリック・ゲデスだ。彼の出自は後藤新平に…

海洋技術大国へ歩み出せ

日本の排他的経済水域(FEZ)は世界で6位(領海およびEEZ)である。しかも火山帯を含む海域であるため多くの鉱床をそのうちに含んでいる。 それが「東京・八丈島沖に巨大鉱脈か 熱水鉱床に似た地形発見」のようなNewsにもなるわけだ。 元来、ロボット技術にす…

ウィトゲンシュタインと異星文明

ウィトゲンシュタインの論理哲学、もしくはその後期哲学にはかなりキワドイ応用がありえる。 クリプキが読み解いた「規則のパラドックス」から始めよう。 これは教師が生徒に数列を教え、それに対して生徒はその規則とは異なる規則で自分は計算すると宣言す…

コンピュターと多神論

誰かが指摘していが、コンピュターやサイバーカルチャーは一神論的伝統のもとにしか生じ得なかったろう。 正直なところ、日本のような多神論的な伝統のもとではOSやレジストリなどような強力な規定を構成できなかったろうし、アルゴリズムやロジックのという…