サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の金鉱山 菱刈鉱山について

金の価格はひたすら上昇しつつある。新興国の需要も高まり、投機マネーが流入して高騰している。 最近の金の高騰がどれほど目覚ましいかは、このグラフからわかる。 追記:こちらの記事によると金への投資はインドが牽引している感じなのでしょう。 かつての…

SF「きょうも上天気」

「きょうも上天気」ジェローム・ビクスビィのSF小説はUSのTVシリーズ「The Twilight Zone It's Still A Good Life 」の原作である。*1 小説の方が微妙な深みがあっていいのだけれども、映像版のほうが人気があるかもしれない。 アメリカの片田舎の農家で、あ…

1991年噴火のピナツボ火山の現況

フィリピンのピナツボ火山は1991年に噴火した。 20世紀最大規模の噴火とされたが、その現状をGoogleMapで俯瞰してみよう。 20年経過して、どのくらい緑は戻ったのだろうか? Mapを2,3回拡大してみてほしい。大きな地図で見る どうであろうか? 噴…

賢治と火山

霧島山系新燃岳の被害が宮崎と鹿児島を苦しめている。このような火山の猛威を何とかできぬものだろうか? 宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」はそのモデルを提供しているが、もっとそれ以上の動機や情熱があるようだ。 常々感じるのだけれど、この宮沢賢治…

米国最大のレアアース鉱山

カリフォルニアにある「マウンテン・パス鉱山」は米国最大のレアアース鉱山なんだとさ。14種の元素が採れる。 採掘の痕跡がスゴイね。人類の飽くなき要求が地球を貪り尽くしていく、そんなシンボルにも見える。だが、そんな人類の活動などは広大無辺な地質…

MacのFD(フロッピーディスク)を読むために

MacBook Air 11インチ欲しい! というのも、もうMacを手放して10年以上たつ。そのころに溜め込んだMacのFD(フロッピーディスク)が山のようにある。300枚はあるなあ。MOもあるし、MacのSystem7までのアプリケーションが仰山ある。 アプリは諦めるにしても…

エセ・ツイッターの新手法について

ツイッターのなりすましがひと頃問題になった。有名人の名をかたりツブヤクのである。ツイッター版「なりすまし」である。 であるならば、もう一工夫した「やりすまし」というニセモノがありうる。 どういう事か。 その場に居もせず、やりもしないことをあた…

2010年4月噴火のアイスランド火山のMAP

昨年2010年に欧州の航空業界にダメージを与えたEyjafjallajökull火山@ アイスランドの場所だ。 ヨーロッパの寒波はこの後遺症なのであろうか? 大きな地図で見る

大事な本を自炊するには

裁断して両面スキャンをかけるのは、どんな本でもできるわけではない。 貴重な本、大切な本、人に読ませたい本などがあるものだ。また、そうした本こそ、手にとって読みたくなるのだ。 このような場合にはどうすればよいか。 フラッドヘッドスキャナーとDocu…

バージェス頁岩の発見場所

ウォルコットが発見した奇妙な動物群、いずれも先カンブリア紀の生物だが、 その発見場所にお連れしよう。バージェス頁岩の発見場所だ。ココじゃ! 図中矢印のところだ。拡大地図の表示経路 地名がないので探すのに一苦労したが、カナディアンロッキーの中で…

満州国の都市計画

日本が戦前に作りあげた偽装国家・満州国の帝都はかなりの力作であったようだ。 社会基盤をしっかりと建設して新しい国づくりをしようと当時は意気込んでいたのだろう。 吉林省長春市がその痕跡をいまに伝える。 放射状に伸びて整然とした街路や区画は、さす…

聖母マリアの再臨の地

エフェソスには古代においては「アルテミスの神殿」があった。月の女神アルテミスは地母神の一形態だ。その建造物は「世界の七不思議」とされていたほどの荘厳なものだった。 実はキリスト教(カソリック)におけるマドンナ(聖母マリア)の復活は、この地で…

天体観測史での英米の存在

天体観測の科学史的な発祥の地は、17世紀イタリアにあるのは誰しも認めるところだ。ガリレオ・ガリレイが、月に望遠鏡を向けた時から、始まる。 さて、ニュートンが光学を創始し、その応用として反射式望遠鏡を開発したあたりで 天体観測の主導権は英国に移…

チリとアクタ アゲイン

鼻くそについては以前に書いたが、鼻くそをほじる行為の科学的考察は「イグ・ノーベル賞」で話題になったことがあるのを仄聞している*1 みなさんは経験したことないだろうか? 大きな鼻くそをほじくり出すと、鼻孔がいちじるしく楽になるのだ。あンガイ、鼻…

WAVE

気ままに波にのる。

ストーンマニア 石好き

石が、好き。 そんな人達はたしかにいる。 何の変哲もない石を集め売るという甲斐性なしが、無能の証しになっているというのが、つげ義春の漫画『無能の人』である。 つげの原作をもとにした竹中直人監督のこの映画はヴェネチア映画祭で高い評価を得たそうだ…

「たそがれ清兵衛」の閲覧回数の分布

YouTubeにUPされていた「The Twilight Samurai」、つまり「たそがれ清兵衛」(2002年)は14個に分割されていた。 2011年初頭段階で3万から1万VIEWとなっている。 藤沢周平原作&山田洋次監督のこの映画は、家族と真面目な市民=平侍(サラリーマン・…

ゼロ知識対話の余談

インターネットの世界で、相手が信用できるかどうか分からない場合に、相手が情報をつなげる必要がある。異なるATM同士で振込みを処理する場合などで、こうした状況は頻繁に発生する。 顧客のパスワードをいきなり交信相手に伝えることができないので、 「暗…

ベルリン忠臣蔵

怪作と評される「ベルリン忠臣蔵」は、実のところ、大石内蔵助のキャラが、何故か 現代に投げ込まれ、アクを懲らす人物となる。それだけのストーリーであるような。 イントロがこれなんだけど、どうでしょう? 原題も「サムライの夏」だしね。 なまじっか「…

メガロポリス性高気圧の存在仮説

東京のようなメガロポリスには都会性高気圧が生じているのではないだろうか? メソスケールでの亜熱帯高気圧が都市の発生する熱で定常的に存在しているという仮説である。 なぜこんなお笑いネタ仮説を提示するかというと、東海や東北、上越など隣接する他地…

小栗判官

説経節は日本中世の民衆文化遺産である。中世の放浪芸人の話芸である。 それが江戸期以降、定着化する。その過程で浄瑠璃や文楽、歌舞伎といった伝統芸に それらの文化的血脈が流れ込んでいる。 漂泊民の語る異界のハナシ、と聞くと何やら摩訶不思議な物語り…