2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧
またまたざっくばらんな議論であります。 北アメリカが気象学的な珍事や災害に見舞われるのはなぜかに、間接的な裏付けをするためです。 気象学的な珍事とはなにかというと、今年になって発生したものがこれだけある。 中西部の酷暑 竜巻の異常多発 ハリケー…
私的な感慨だけど、怪獣映画『ゴジラ』で描いているは、戦争の暴力性と野蛮性そのものだった。ゴジラの始原的なスガタは、戦争の姿、ゴヤの「コロッサス」だったんじゃないかと思う。 終戦後の昭和の人びとは、戦前と戦後のあまりの落差の呆然と立ち尽くした…
20世紀の驚くべき兄妹として、アンドレ・ヴェイユとシモーヌ・ヴェイユを思い浮かべる人は多かろう。 このユダヤ系フランス人の素描をしておく。 兄は天才数学者で、数論における飛び抜けた業績は著名である。戦後間もない頃、日光で開催された国際会議で、…
サミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』を現地で鑑賞せよ。 結局、ゴドーはやってこない。
現代音楽の第一人者だった武満徹のおおかたの曲は難しくて分からなくとも この曲がてもとにあれば、慰安を感じとれもしよう。 1990年に武満のブームがあったが、それは昔ばなしにすぎない。 レナード・バーンスタインの委嘱により作曲された彼の代表作「…
超心理学は未だ科学となれずにいる。 デューク大学のJ.B.ラインはその創始者だった。客観的な観察と統計を駆使したその方法は、自然科学のそれだった。 ラインの面影と方法を伝える昔の映像だ。ややプロパガンダ風ではあるが。 いくら「実験結果」を重ねても…
今は顧みられることがあまり無い、シューマッハの『スモール・イズ・ビューティフル』(人間回復の経済学)は、1980年ごろ、第一次石油ショックを背景として、世の中の共感を呼んだものじゃ。 「小さいことはいいことだ」「人間的なものはみな小さくあるべき…
東京堂出版の『災害予知ことわざ辞典』から、気になることわざで、地震にかんするものをセレクトしてみた。 ・朝日黄色く、月の色赤く、星の光冴ゆる時は地震あり ・よく曇っている時は地震があっても軽い ・午後九時に赤く雲の焼けたる時は地震あり ・大風…
国民が健康かどうかを図る指標というと適切なものは余り無い。健康によるQOLの有様は各人各様であり、どれがベストというのはない。ましてや定量的な数字に直すとなるとお手上げであろう。その健康をどう公共医療がサポートしているかをアマチュア的に調べる…
同じ日のニュース:良い巡り合わせ?!2011年8月19日 8時15分 NHK 「ロシア 人工衛星が行方不明に」 去年12月にも人工衛星の打ち上げに失敗したほか、ことしに入ってからの打ち上げの際のトラブルもこれで2回目 2011年08月19日 21時45分00秒 Gigazine ロ…
イギリスはスコットランドで定期的になされる「ギフォード講義」は格式の高いものだ。 グラスゴー大学、エディンバラ大学、セントアンドリューズ大学、アバディーン大学の4大学の協賛で開催されており、120年もの歴史を誇る。 自然神学について一流の学者が…
原爆製造したのは間違いなしとされるイスラエルだが、その製造に関与しているはずの原子力関連プラントがディモナにある。 ネゲブ砂漠のど真ん中にある原子炉施設だ。周囲には水源がないが、蒸気タービンによる発電システムではないからか? 四面楚歌のマサ…
複素関数で正五角形(ペンタゴン)を玩んでみた。 工夫を凝らしたのは、多角形でありながらマルチに複素関数(どのような関数でも可能)で写像されるところである。個数や間隔もパラメータ化した。 原点上の中心をもつ正五角形を幾重にも写像を反復すること…
純粋な科学がイタズラな先入観から技術的発展を遅らせしてしまう、そんな典型をイギリスの科学史から拾い出しておこう。1)電子計算機への学問的投資の忌避 ライトヒル卿(飛行流体力学や音響流体学の権威)を長とする政府の諮問委員会が「電子計算機研究」…
デカルトは解析幾何学の創造者である。我らが中高生の時代にならう座標系と方程式の組み合わせで各種問題を解く方法だ。エリザベート王女はデカルトの弟子だった。 どうも哲学者はこの弟子が気に入らなかったのか、古典幾何学で解ける問題を自分の解析幾何学…
覚え書きであります。 バビロニアの時代から人類は宇宙に目を向け、観測結果を記録してまいりました。 20世紀になると観測機械を大気圏外に打ち上げ、さらには太陽系内の惑星にまでそれらを到達させるほどになります。 「宇宙観測」は順調に推移してきてい…
どうも西洋ではガリレオ・ガリレイが太陽の黒点を観測して以来、ズゥーっと黒点数をカウントし続けてきたようだ。驚くべきことだ。 これがその証拠だ。 この増減の波動から11年周期という有名な黒点周期が指摘された。 このダイヤグラムで見る限り、これか…
アメリカ合衆国NASAのアポロ計画は1969年に人類をはじめて他の天体に送り込むのに成功した。 1969年7月16日 アポロ11号 1969年11月19日 アポロ12号 1971年2月5日 アポロ14号 1971年7月30日 アポロ15号 1972年4月21日 アポロ16号 1972年12月11…
ギネスブックにIQが228と記録されているアメリカン・ウィメンといえば? 答えは「マリリン・ボス・サバント」(Marilyn vos Savant) 勝間和代女史のメリケンバージョンといえばいいだろう。彼女は長らく新聞の名物コラム『マリリンに尋ねろ』で知能と名声を誇…
日経サイエンスでかつて紹介されていた「ナノラジオ」は、カーボンナノチューブを基幹部品にした微小ラジオである。 その音声はバークレイの専門サイトで試聴できる。 http://www.physics.berkeley.edu/research/zettl/projects/nanoradio/radio.htmlYouTube…
セシウム (Cs:caesium) は原子番号55の話題の元素だ。その崩壊プロセスは複雑怪奇で、まったく、人を戸惑わせる。 こんなものと日本は付き合っていかねばならいのか!
このところ、太陽活動に関するニュースをウォッチしていると相反する二つの見解が交互にニュースになっているのに気づかされる。天文学者たちが太陽について思い乱れている様子が浮かんでくる。「太陽活動が低迷、マウンダー極小期以来の小氷期が来る!」 と…
Justin Bieberをあしらった そして、懲りもせず球面リサージュ曲線だ。