サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

最大の科学者ニュートンの神秘思想

経済学者として著名なケインズがニュートンを「最後の錬金術師」と評価して、反発をくらったのは有名な事件だ。ケインズは余暇の投資でかなりの資産を有していた。 その高雅な趣味の一つでニュートンの晩年の遺稿をオークションで入手した。その遺稿を読み解…

魏志倭人伝の官職名から

内藤湖南の『卑彌呼考』などでは、田道間守は難升米(ナシメ)に比定されることがある。タジマとナシメ の類似からだろう。 田道間守は、ヒナモリという魏志倭人伝の官職名を想いおこす。おそらく邪馬台国から任命された行政の副官なのだ。島守と書かれること…

国際経済のピラミッド 格差

前回の「国家の食物連鎖 国際経済のピラミッドを視る」の続きです。 先進国(収奪国)、中進国、後進国(劣化国)による経済的な食物連鎖で、それぞれのカテゴリの国家内での経済的格差を比較してみます。 経済格差の度合いGiniインデックス一筋で分析しまし…

国家の食物連鎖 国際経済のピラミッドを視る

純粋な経済的視点から国際社会の不均衡性、不平等性を見てみたい。 世界各国(214か国)の人口、GDP、GDPperCAPITA=一人当たりのGDP($)、それに2019年のGDP成長率とGini係数を集めて国家をH,M,Lに三分割する。 分類のクライテリアはこうした。ほぼ一人当…

食糧問題でのリン肥料

食糧生産は21世紀にはいっても増産を続けている。これは持続的なのだろうか? ひところ、ランドラッシュというのが食糧問題のキーワードになった。増産しようにも開拓できる土地が限定されているため、先進国や新興国で農地の取り合いが起きているという。 …

歴代の中国王朝との対比で考える「中華人民共和国」

漢民族が主催した近世以降の王朝は北宋/南宋、明がある。中華民国は混乱のうちに短命に終わったので考察外とする。もちろん、近代で日本と交流をもった清の支配民族は満州民族であるので、重要ではあるが、考察の対象から外そう。 以下、中国史学の泰斗、宮…