サイエンスとサピエンス

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聖母マリアの再臨の地

 エフェソスには古代においては「アルテミスの神殿」があった。月の女神アルテミス地母神の一形態だ。その建造物は「世界の七不思議」とされていたほどの荘厳なものだった。
 実はキリスト教カソリック)におけるマドンナ(聖母マリア)の復活は、この地で開催された宗教会議で決定されたとされる。
 つまりは、原始的な地母神が、かの土地のヒエロファニー(聖なるものの顕現)として、キリスト教精神によみがえるのだ。
 キリスト教のような厳格な一神論といえども古代の精神を引きずっているのだろう。原始的な心性がこの土地でよみがえったのだろう。
ある意味、女の力はとてつもなくスゴイのだ。


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女神 -生ける自然の母-     イメージの博物誌 30

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