1643年にメルセンヌがフェルマーに次の数の積とその約数の総和が何かと手紙で問い合わせた。
その数とはこんな素因数分解の積であったそうな。
フェルマーは約数の合計はもとの数の6倍になると答えたあげく、最後の因数がもっと分解できることを指摘したそうだ。フェルマーがどのように素数に分解したかは謎とされている。
100895598169=112303X898423
ちなみに上記の積はこうなる。76桁。
57208005772941897278766930385971884719896414834296628689441992236387532800000
その約数の総和はこんな数字になる。77桁。
検算したら、実際にオリジナルの6倍であった。
フェルマーは実際にこの数を出さずに素因数分解を比較したのだろうね。
343248034637651383672601582315831308319378489005779772136651953418325196800000
こんな巨大数を計算機がない時代にたゆまず追求していたんだ。
フェルマーは数論の開拓者であって巨大な貢献してる。メルセンヌはその名を冠した素数で名が残っている。
いったい、このオジサンたちは、どんな頭脳してるんだろうね。
参考:
- 作者: デイヴィッドウェルズ,芦ヶ原伸之,滝沢清
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 1987/12/01
- メディア: 単行本
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※上記の計算に使ったMathematica Code備忘録