過ぎし華の時代のCM - サイエンスとサピエンス

　山下達郎の「Big Wave」からフューチャーした曲にこのパントマイムは記憶に残る。

　ハンサムな西洋人がぎこちない人形的な所作でご挨拶をする。
　３番目のリフレインで、挨拶にふられる帽子のクローズアップに
　なんともいえない情感がただよう。
　異人の文楽的所作と贈りものに関わる挨拶は、我らの文化伝承の世界の中で重なりあう。
　心にくい演出ではないか？

　達郎の曲、異人と人形パントマイムという大きくかけ離れた取り合わせに
　新しいものの予感というか、しめやかな華を感じさせた。

　おりしもサントリーの広告が絶頂期を迎えようとしていた。