サイエンスとサピエンス

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夢の超音速旅客機コンコルドに

 一時代を風靡した超音速旅客機コンコルドの思い出にこの曲をまとわせてね。
フランク・プールセル楽団のそのまんまコンコルド

 人びとの享受できる高速の旅客機はここでピークとなり、それからは大量輸送にシフトしてゆく。
コンコルドが消滅したことは極めて重大な歴史的な事件だ。大衆の乗り物として超音速というのが経済的に引き合わないことがはっきりしたからだ。つまりはスピードへの技術革新に歯止めがかかり、空の超音速は未来ではないことが証明された。技術の無限の進歩はここで思わぬ停滞を見せた。
 それ以降のスピードの歴史をみてもコンコルドを越えるものは出ていない。

 新幹線は生き残り、コンコルドは引退した。示唆することが多い二つの事象だ。

コンコルド狂想曲 米、欧、ソ 三つどもえの夢の跡 ―超音速旅客機に明日はあるか―

コンコルド狂想曲 米、欧、ソ 三つどもえの夢の跡 ―超音速旅客機に明日はあるか―