福島県の貴重な文化財である会津さざえ堂を調べてみた。先の震災で震度5にも耐えぬいたそうだ。
江戸時代中期に建てられた二重らせん構造の堂であり、建築学的にも類例が少ない。栄螺堂は通称であり、三匝堂(さんそうどう)が正式名であるようだ。
(矢野氏作図のもの)
巡礼のトポスを狭い空間に押し込める「縮図」である。江戸期の人びとは意表をつく発想で、建築工学的にチャレンジングなことをするよなあ。
下記GoogleMapのストリートビューはさざえ堂も真ん前まで進んいける。クルマでは入れないはずなのにねえ。
- 作者: 太田博太郎,藤井恵介,宮本長二郎,上野勝久,丸山茂,松崎照明,平山育男,後藤治,藤田盟児,光井渉,大野敏,中谷礼仁,松隈洋
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2010/03/24
- メディア: 単行本
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (3件) を見る