10万人以上居住する都市をひとまず巨大都市としよう。
それらは北半球の高緯度に群がっている。実はそれが引っかかってしょうがなかったのである。
国の形状をオーバーラップする。
北半球を真上から見下ろして10万都市を地球上に赤い点として表示させた。
G8に属するものだけであるが、これからもどれだけ北半球の中高緯度に集中しているかが判明であろう。日本などは国土の地形が分かるくらいだ。
ユーラシア大陸を鳥瞰しよう。
赤い点がデキモノに見えてくる。
何が気になるのか? 都市には物資が集中する。上下水道、道路・鉄道・空港。人や車、そしてビル。生産工場や流通設備などを通じて、人を養う各種の生活物資が運び込まれ、富も集積する。そんな異常な場所が巨大都市である。
巨大都市は全地球に4235である。
私の試算によれば、緯度が20〜45度の間に2000以上の巨大都市がある。
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是非に影響をエスティメートすべきは、角運動量である。
物資が北半球の特定の場所に移動・集中すると慣性モーメントが変化する。赤道から物資が大量に移動するならば、角運動量保存則によって自転をはめることになりはしないか。
まあ、杞憂であろうけど...。
そんなことまで考えておくことが、想像力をもつ人間というのものであるらしい。