サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

ナノラジオだ

 日経サイエンスでかつて紹介されていた「ナノラジオ」は、カーボンナノチューブを基幹部品にした微小ラジオである。
その音声はバークレイの専門サイトで試聴できる。
http://www.physics.berkeley.edu/research/zettl/projects/nanoradio/radio.html

YouTubeでデモ映像もある。

このような斬新な応用技術があるというのは素晴らしい!
 カーボンナノチューブの発見者である飯島澄男氏がノーベル賞というのも決してありえないことではない!

聞けば、先年のノーベル化学賞は「単層グラフェン」の生成に関してのものだとか。
http://wired.jp/wv/2010/10/08/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E%E3%81%AE%E7%B4%A0%E6%9D%90%E3%80%8E%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%80%8F%EF%BC%9A%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%AA/

カーボン原子での分子工学の成果である「フラーレン」と「単層グラフェン」とくれば、「カーボンナノチューブ」がやがて世界的な評価を受けて、科学の殿堂に迎えられる日は遠くあるまい。

【参考サイト】
http://www.s-graphics.co.jp/nanoelectronics/kaitai/nanotube/