温暖化を世界中の多くの場所について、まとめて視覚化するのをチャレンジ。
これはヒューストンの年間平均気温の推移を示したもの。点がその年の平均気温。
トレンドとは、点のあいまを抜ける直線の傾きをいう。
1975年から2010年までの35年分なので、区間的には十分であろう。
この傾きは年に何度くらい平均気温が変化したかを表す。ヒューストンだと年0.1度くらいだ。このままで100年経つと10度にもなる。夏場は人が住めない土地になる。
そう。同じ期間でも傾きが違うのであります。福岡の方がなだらかであります。
東京はこうです。
傾きが著しいです。大都市はヒートアイランドが進行している可能性があるので、観測場所としては除去しておいた方がよいということになりそうです。
この傾き情報を複数地点を採取してみます。
南アメリカ大陸で人口10万都市の傾き情報を取り上げてみました。
青色が温暖化が著しい場所となります。観測地点の間を線形補間でしてます。
下の地図と比較すると上の青い場所=温暖化進行場所が南の大西洋岸に偏っているのがわかりますね。
これを全世界で展開して、地図と重ねるとどんなことが読み取れるでしょうか?
- 作者: 坪田幸政,吉田優
- 出版社/メーカー: クライム気象図書出版部
- 発売日: 2002/10
- メディア: 単行本
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