パソコンでコンテンツをすべて管理する「電子書斎」。その中身の大半は紙からのコンバージョンしたコンテンツである。
クールな人ならSOHOそのモノじゃんと言いそうだし、ポップな若人ならスマートフォンでやってることだと鎧袖一触でお仕舞いかもしれない。ここは電子書斎にコダワル理由を書かせて欲しい。
書斎は大人のあかしであったし、大人になってからの「秘密基地」でもあったのは、そう遠い昔のことではない。高度成長時代が過ぎても、残念ながらマホガニーの書斎机もないし、天井までびっしり埋まった書棚に囲まれた自分のスペースを確保できない、それが一介の日本人としては当然であった(ナニセうさぎ小屋ですからあ〜)
だけど、情報化の恩恵として誰でも一台はパソコンを所有できる時代にはなった。それも、かつてのスーパーコンピュータ並みの能力がある。それに引き続き、インターネットで検索、買い物、飛行機予約、ニュースチェックにメールチェックも出来るようにはなりました。電話やFAXなどもパソコンに集約できるわけですね。
ハードディスクが安くなりました。100メガ10万円時代を過ごした自分としては1テラ1万円時代が来るとは夢にも思わなんだ。1テラあれば、溜め込んだ映像や文書は全部格納できちゃいます。
で、あさましい状態を晒しているのは買い集めた書籍のヤマなのですわ。これが知力の根源であり、かつこれまでの学習源であったのですが、うさぎ小屋の空間容量は満タンはち切れそう。
抜本的改革が必要。というわけで「自炊」に励んだのがここ数年です。ようよう書籍のヤマも減量化に成功した。その矢先に電子書籍リーダーの登場!!
それはともかく、パソコンに電子化した書籍が集結すると、臨界質量ではないがある分量を超えると調べごとが、パソコン=電子書斎の内部で完結するようになるわけです。
そう、Webと自分蔵書コンテンツの組み合わせで最強になります。
これが電子書斎の幕開けで、今やノートパソコン一台で書籍&映像&Webで情報化を堪能できるのです。そうして、キンドルやiPadがその補強デバイスとなってくれるのです。これはある意味「大人の書斎」以上の機能性があります。
そのあたりの事情をこの本の第五章で書いてみました。
iPadでつくる「究極の電子書斎」 蔵書はすべてデジタル化しなさい! (講談社+α新書)
- 作者: 皆神龍太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/22
- メディア: 新書
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