1986年のチェルノブイリ事故の跡地は「人類の消えた世界」の原イメージをもたらしたようだ。それとハリウッド映画「アイ・アム・レジェンド」の世界にもつながる。
爆心地から数キロまで、あたりは自然がよみがえり森林が廃墟に押し寄せてきている。タルコフスキの映画『ストーカー』における異次元空間”ゾーン”のようだ。
この映画はCGなしでも「ゾーン」の存在感が異様なまでに圧倒的だった。さすが原作もロシアSF、実物もロシア・ウクライナ。
尊敬するぞロシア! ストルガツキー兄弟の作品の先駆性とそれに深見弾さんの翻訳は良かった!
これからの原発増加はこうした廃墟の発生をもたらす確率を高める。
廃墟ファンの極北は放射性廃墟好きに指を屈する。その放射性廃墟ファンはさぞかし喜ぶでしょうな。
さてもう片方のスリーマイル島の原発はここだ。
このころのハリウッドの話題作は『チャイナ・シンドローム』である。
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