イグノーベル賞とノーベル賞

　以下のリストは日本人のイグノーベル賞受賞一覧だ。
1992 医学賞
1995 心理学賞
1996　生物学的多様賞
1997　生物学賞、経済学賞
1999　化学賞
2002　平和賞
2003　化学賞
2004　平和賞
2005　生物学賞　栄養学賞
2007　認知科学賞
2009　生物学賞
2010　交通計画賞

　う〜ん、なかなか壮観ではある。
決して名誉な賞とは言えないが、日本の文化的余裕を示した受賞実績といえよう。

　他方、本命のノーベル賞の日本人受賞一覧はこうなる。
1949 物理学賞
1965 物理学賞
1968 文 学 賞
1973 物理学賞
1974 平 和 賞
1981 化 学 賞
1987 医学・生理学賞
1994 文 学 賞
2000 化 学 賞
2001 化 学 賞
2002 物理学賞・化 学 賞
2008 物理学賞・化 学 賞
2010 化学賞

　両者に共通なのは、欧米圏以外で日本が最多受賞なことであろうか。

もう一つ、2002年以外はノーベル賞受賞している年はイグノーベル賞もらえていないし、イグノーベルもらうとノーベル賞もらえない傾向があることだろうか。
　今年はもう粘菌研究で「交通計画賞」をイグノーベル賞もらうので、肝心のノーベル賞には日本人は恵まれないかもしれない。
この仮説は2010年のノーベル化学賞受賞で崩れた。ここでは後退させた仮説にしよう。
日本はイグノーベル賞とノーベル賞で同じ種類の賞は取れない。
2010年の交通計画賞と化学賞は違うでしょう。2002年も違う種類だし。
こうなると価値が半減するかな。

笑う科学 イグ・ノーベル賞 (PHPサイエンス・ワールド新書)