アインシュタインが生涯2回結婚し、子供が三人いる。天才不稔性=別種仮説の反例ではないかという指摘があった。
初回の結婚相手ミレヴァは、彼と同じ物理学徒であった。結婚生活は数年で破綻している。次男は55歳で亡くなっている。
その子供の一人(長女のリーザ)は先天的異常があったらしく、行方がわかっていない。
これだけ伝記が書かれた人物であるにもかかわらず、子供がどのような病気かどうなったかが依然不明なのは、驚くべきことである。
NHKで放映されたミレヴァのドキュメンタリーがある。
長男は地形学者(水文学専攻)となった。日野幹雄の『スペクトル解析』にアインシュタインの長男ハンス・アインシュタインと舗道におちる雨滴の確率についての問答が書かれている。
しかし、この長男は65歳まで生きている。その子供がベルンハルト・アインシュタインであり、物理学者だった。2008年に58歳で亡くなった。であるが子孫がいる。
というわけで、アインシュタイン本人ほど長生きではないけれども、その子孫は生き続けていたわけであった! 天才不稔性仮説は破れた!
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