金の価格の高騰はやや峠を越した感もあるけれど、これからも繰り返すでありましょう。ここで世界全体のGDPとの対比をしておくことも無意味ではないでしょう。
まずは、近年の金の価格推移を示しておきます。USの1トロイオンスあたりの価格$であります。
2009年あたりから不穏な動きを見せています。
このままでは何も比較にはなりはしませんね。そこで両者とも1964年の値を1となるように調整しましょうね。
金はこうなります。
世界のGDPはこうです。
両者とも数値が同じ桁数になりました。
つまりは金の価格は世界の経済的な活動に対応しているらしいのが窺われます。それにしても、GDPの伸び率は経済不況が始まる前までは金価格の伸び率を圧倒していたのですなあ。金価格もGDPの比に近接するかもしれないです。
GDPは2008年までしかなく集計も遅いので金価格の予測指標にはなりませんが、経済成長が続く限り値上がりするのは止まらないでしょう。
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金価格及びGDP、世界人口や太陽黒点数など8つのマクロ時系列情報
【参考文献】
ゴールドは経済の始まりとともにあり、長い間、人々を魅了してきました。人類はいまだに金本位制とともにあるのかもしれないです。貴重な資料集です。
- 作者: ピーター・L・バーンスタイン,鈴木主税
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
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