サイエンスとサピエンス

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古墳時代の鏡

 古墳時代の鏡の造形の巧みさを観賞しよう。
対象となるのは「方格規矩獣文鏡」といい奈良県の新山古墳の出土のもの。29センチの直径である。保存状態はかなりいい。

 画像処理で白黒化してエッジを強調する変換を行った。 
生成された画像処理版がこちらだ。

「方格規矩獣文鏡」は後漢の時代から制作され、日本でも模造が進んだという。
かなり緻密なデザインであるが、倭人は巧妙に模倣している。
 おそらくは渡来人の技術を用いているのだろうが、このモノマネの巧みさは現代日本にも共通であるようだ。


上記は直弧紋として知られる幾何文様の古鏡。これについても画像処理中だ。