そこらじゅうに溢れかえる大量消費製品にうちでも、ヒトキワ目立つのが「ペットボトル」であろうか。
ペットボトルのペットとはPET=ポリエチレンテレフタレート樹脂のことであるのは、雑学ファンなら十八番の知識であろう。
そのオリジンはデュポン社(米)にある。そして、その発明者はニューウェル・コンヴァース・ナサニエルであるといっても、「そうなんだ〜」で話はつながらないし、何の咸興もありませんな。
だけれども「ナサニエル」は後から名前を付け替えていて、本名は「ワイエス」だという辺りで、耳をそばだてる人も出てくるだろう。
そう、あの画家のN.C.ワイエスの長男がPETボトルの事実上の発明者なのだ。
父ワイエスの代表作『クリスティーナの世界』