サイエンスとサピエンス

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逃げ切れない災害の時代に

 12月の大阪の放火による無差別殺人は従来の消防法に従っていても逃げ切れないことを示していた。ここはひとまず、被災者のご冥福を祈ろう。

 なにしろ、ひとつしかない非常口を背にして放火魔はガソリンをばらまき、着火させたのだ。

 逃げようがないではないか!

 京アニの放火殺人を模倣したかのように報じられているが、たしかにあのビルでも逃げ場はなかったようだ。

おおよそのオフィスもエントラスで放火されると処置しようがないのではなかろうか。

オフィスだけではない。走行中の電車での凶行も似たようなものだ。

いやいや、それだけではない。専門家たちは富士山の噴火を語り、それが大噴火になるとする。東京周辺はその噴煙や火山灰にさらされ、その脅威は想像をこえる。

 南海トラフの巨大地震東日本大震災を超える規模で被災者は数倍になると見積もれている。日本海千島地震や首都直下地震もそうだ。

 豪雨による洪水や山崩れも待ち受けているし、温暖化で台風は巨大化しているらしい。

 別に天災だけが待ち受けているわけではなく、バブル崩壊による恐慌やら水不足や食糧危機、エネルギー高騰や米中の戦争やウクライナをめぐる対立で核戦争もうわさされる。

 なんか、逃げ場がない点では共通である。

そういう予想予知がいまの世の中、多すぎるのも困りものだ。