サイエンスとサピエンス

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絶海の孤島、南大東島

 サトウキビで潤う絶海の孤島が日本にある。南大東島だ。なにしろ沖縄本島より400キロも南方にあるのだ。それゆえ、開拓が開始されたのは明治以降だ。もとはロシア海軍が発見したものだ。ロシアが領土権を主張しないのは幸運なのか?
 この島は比較的経済的に恵まれた土地であると聞く。そういえば、フィリッピン・パブはまだあるんだろうか。
 人口1292人。
大半が平坦な農地(サトウキビ畑)であり、右下に飛行場。神社と池がある。八丈島出身の玉置半右衛門がサトウキビを持ち込んで今日の島の経済基礎となったようだ。その経緯は、鎌田慧のルポに詳しい。
 島を国道182号と183号が走る。かつては鉄道もあった。サトウキビ用だが。
その外側を緑地帯(防風林?)が取り巻く。


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南大東島の公式ホームページ
http://www.vill.minamidaito.okinawa.jp/index.html


日本列島を往く〈4〉孤島の挑戦 (岩波現代文庫)

日本列島を往く〈4〉孤島の挑戦 (岩波現代文庫)

 この本によれば八丈島からの移民が開拓を推し進めたという苦難の歴史。途中までは製糖企業の占有する島だったそうな。