梅棹忠夫によれば白頭山の火口は実にこの世のものならぬ光景であったという。戦前のことだ。今日の我等にはなかなかにいける場所ではない。
GoogleMapで山頂にジャンプしてみよう。
うむ、確かに、火口湖がある。天池(ティエンチ)いうが、眺めは壮麗である。
日経サイエンス記事によれば火口の膨張が2002年来確認され噴火が懸念されているそうだ。
高さ2744m。
北朝鮮の領地かと思えば、半分は中華人民共和国のものにされている。これは金日成の屈辱外交によるということだ。
ところで彼の自伝が『行為と妄想』だが、京都学派の戦後の興隆を目の当たりにする内容である。梅棹は組織の人であった。博物館の伝統を日本に築きあげたのだ。
学問の業績としては、そうだね〜、専門学者が振り返るだけのものは遺したが、我ら市民が連綿と読み続けるような類のものはないと思える。唯一の代表作『知的生産の技術』は一世を風靡したが、内容には、もはや隔世の感があるのはなぜだろう。
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北の朝鮮王朝に関しては言うべき言葉が見つからない。
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