チベット自治区のダライ・ラマの王宮の上空からの俯瞰。
かつて読んだ『魔術医師ニコラ』の影響で秘境チベットの神秘的なイメージはいまだに強い。この本は隠れ名作だろうね。
偉大な明治人である河口慧海の『チベット旅行記』は上記の冒険小説にまさるとも劣らない。その成果でいえば明治日本の三蔵法師とでも形容していいだろう。
空撮写真で見るかぎり、現実のポタラ宮@ラサの周囲は都会だね。秘境のイメージはまったくないや。残念である。
多くのチベット仏教の教典・典籍がチベット侵攻のおりに焼かれたそうだ。インドのチベット亡命政権は僧たちが記憶だけにたよって、教典復元にたずさわっている。
記憶をたよりにパソコンに入力しているのだそうな。おお、お気の毒な!
河口慧海の持ち帰ったチベット語仏典を役立てることはできているのだろうか?
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