サイエンスとサピエンス

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5月4日各地で虹が出現

 異形な虹が各地で観測された。水平な虹、棒状な虹、立杭のような虹と。
自分も八王子の方からの東の空に見た。午後も遅い時間であった。かなり太い長方形の虹が地平に垂直にぼんやりと立ち現れた。
 いわゆる白虹ではなくても、なんとなしに禍々しく気分を感じたのである。
オズの魔法使とは異なり、虹は必ずしも夢や希望の兆しではない。
 調べてみると水害や大雨に関わるようなことわざが多い。

『災害予知ことわざ辞典』から、虹に関わることわざを引用しておこう。

大虹が現れると大水の前ぶれ

虹が一度に二か所に出ると洪水がある

虹が富士に跨ると洪水あり

河を越して虹が張ると大水になる


 並列処理スパコンでの数値気象予報は長期予測が困難だということで、先祖の経験知に頼るしかないか。

災害予知ことわざ辞典

災害予知ことわざ辞典

 リチャードソンの夢が語られた気象予報の本はこれだけどね(無料版pdf)。
Lewis Fry Richardson 『WEATHER PREDICTION』(原著英語版)pdf