防災関係の学者の不節操に関しては遣る瀬無いやら、情けないやらで、呆れている人は多いのではないか。東日本大地震について危機の警告や予兆を言い立てる専門家がいなかったのはまだしも、今度は、1000年に一度クラスの大災害についてカエルの大合唱状態だ。なんら志操のない曲学阿世か、はてまた雨後の筍か?
防災専門家の言に従えば、東京都下は赤羽当りまで浸水するし、南海トラフの連続崩壊は確実に来たりて大津波で30万人以上が水死する。
いつくるかも分からない大災害がすぐ来るかのように騒ぎ立てる。なまじっか嘘ではないのが困りモノだ。
しかし、翻って、そんなことなら誰にもで言えるのではないか?
こんなことなら、地震予測などより先進的な防災機構にシフトするほうがいいんじゃなーい。
今のところ、これまでにないような高さの大防波堤と高台への全住民への避難計画を太平洋沿岸に義務付けるしか能がないのが、現状のテクノロジーの有様だ。
それよりは、もっともっと何とかならないものか?
津波のアクティブ制御はできないのか? 津波は波動だ。干渉により無化できるはずではないか?
それはムチャだという常識人は多いだろう。同じスケールの波を逆位相で発生させて、津波に向けて送り出せるはずがない! と。
そんな馬鹿なことをすれば、泣き面に蜂になるぞと。誤作動もあるし、神への挑戦だと。
反対論はいくらでも思いつく。予報やシミュレーションが出来るのだから、制御もできるのではないだろうか?
干渉だけではない、人類は波動の性質は知り尽くしている。
海面の表面張力を一時的に変化させられないか?
海水を一瞬に相転移できなか? アイスナインだ!
津波の進路を変化させられないか?
あるいは津波エネルギーを保存して、それこから潮汐発電できないか?
人類が気候操作をしようとした失敗の歴史が先ごろ、翻訳されて話題になっていた。しかし、巨大な災害に対してドン・キホーテ的な努力というのは続けてもいいのではないだろうか?
愚公山を移すというではないか。
- 作者: ジェイムズ・ロジャー・フレミング,鬼澤忍
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