サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

上りは階段、下りはスロープ

 「上りは階段、下りはスロープ(坂道)」とは、ロゲルギストのエッセイでもかなり実用的な事例です。
無駄な力を使うことなく上下するには、上りには階段を使うのがよく、下りにはスロープがいいという意味です。
 上りにスロープを使うと抗力が斜面に垂直に働くので、その分前傾して上向き力を大きくしなければなりません。
階段はその点、無理なく上方への力を身体に伝えることができます。
 下りは逆に作用しそうですね。
 歩道橋は、階段もスロープも併用できる場所が多いので、この力学的な教訓を活用できますね。


新 物理の散歩道〈第4集〉 (ちくま学芸文庫)

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