サイエンスとサピエンス

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祝! 113番元素 ニホニウム

 ようやく念願かなって日本ゆかりの元素名誕生となった。慶賀すべきことだ。

なもので、これまでの元素の発見国とその個数をまとめておこう。

 先行者のメリット享受でイギリスが一番だ。ドイツやフランスやアメリカが上位なのはうなずけるとして、元素発見の国としてペルーとかメキシコが出ているのだ。
スペイン出身のアンドレス・マヌエル・デル・リオがメキシコで発見したのはバナジウム(V)であり、やはりスペイン人のアントニオ・デ・ウジョーアがペルーで見出したのが白金(Pt)であることによる。

化学者が発見者となることが多いので、化学産業が進んでいた国が元素発見の機会が多くなる傾向にある。

 世界地図上での発見国の分布をまとめる。アカが発見国である。

 ペルー以外は皆、北半球ってことと、日本はアジア太平洋諸国としていの一番の発見国になったことがわかる。

元素111の新知識 第2版増補版 (ブルーバックス)

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