昨年に活動を停止した「どうぶつ社」。中央線沿線に位置した「地方」出版社である。地方といっても杉並区高円寺であるけれど。
その出版物にはいろいろと裨益された。まず、シンプソンの進化論もの。この馬の進化本は希少価値がある。
- 作者: ジョージ・ゲイロード・シンプソン,原田俊治
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1979/12
- メディア: 単行本
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エレイン・モーガンの啓蒙書シリーズの風変わりでよろしかった。
- 作者: エレインモーガン,Elaine Morgan,望月弘子
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1997/12
- メディア: 単行本
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日本流にいえば渚原人進化説はとくに論争の的になった。アクアティク・エープ説だ。
海辺でプカプカ浮いているサルが脱毛して人類になった。頭髪が残ったのは頭だしの痕跡だというわけだろう。最近になってお風呂の長湯で指に皺ができるのはものを掴みやすくするためだという学説が生まれたが、これも渚原人進化説にひも付けできるかもしれないな。
- 作者: エレインモーガン,Elaine Morgan,望月弘子
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1998/03
- メディア: 単行本
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- 作者: エレインモーガン,Elaine Morgan,望月弘子
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1999/12
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- 作者: エレインモーガン,Elaine Morgan,望月弘子
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本
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類書がすくない動物コミュニケーションの次の解説二冊で開眼させれたこともある。
動物たちの話し声―音声とコミュニケーションの研究 (自然誌選書)
- 作者: マイケルブライト,熊田清子
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1986/06
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- 作者: ドナルド・R.グリフィン,渡辺政隆
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1989/10
- メディア: 単行本
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睡眠研究も最近は下火になったようだが、当時は目新しいものがあった。
- 作者: J.アランホブソン,J.Allan Hobson,井上昌次郎
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1992/10
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男女関係の生物学的解釈の女王ヘレン・フィッシャーの本も一冊あった。
- 作者: ヘレン・E.フィッシャー,Helen E. Fisher,伊沢紘生,熊田清子
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1998/01
- メディア: 単行本
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社会生物学論争ものが出たこのころが、どうぶつ社の最盛期であったような気もする。
社会生物学論争―生物学は人間をどこまで説明できるか (自然誌選書)
- 作者: ゲオルクブロイアー,垂水雄二
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1988/06
- メディア: 単行本
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そして、自分が最後に入手したシートンの動物観察本
- 作者: E・T・シートン,藤原英司
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1985/09
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というわけで、お世話になった「どうぶつ社」さん、再活動を祈念してます。