コンピュータが記録メディアの主役になるまでを振り返る。
90年台までは、情報を保存しようとすると、そのオリジナルの情報がデジタルであっても、わざわざ印刷したものだ。手ごろなデジカメはAppleの「Quick Take」が出た。
それにしてもやはり印画紙に印刷するのが役目だった。
当時、紙のほうが安全で便利で、使いやすい保存媒体だった。家庭や職場に登場したばかりパソコンは台数も少なく、デスクトップが主流で、信頼できると言い切れない機械だった。プリントアウトをホチキスで閉じてキングファイルに保管する、そんな手間をかけていたような記憶がある。
ところが2000年になっていつの間にやら、パソコンが死後のプラットホームになる。情報の保存媒体はFD、いやCDになる。それすらも面倒になりだしたのは、つい数年前ではなかったか。デジカメもそうだろう。
いまやハードディスクが標準的な保管媒体になったいるのに気がついた次第だ。
デジタルでない情報は割合を確実に減らしているに違いない。
書籍のセルフメードPDFなどもその流れに沿った傍流でしかないのであろう。
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いや!それすらもつかの間のことにすぎない。
やれグリッドだ、クラウドだとか騒いでるうちに、ネットの向こう側に大事な情報が逝ってしまうようになるだろう。
停電すれば、誰の手元にも保管情報はない、そんな世の中になるなのだろうか。
ちょっと変な感じがする。