サイエンスとサピエンス

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国別の排他的経済水域の比較

 主要国の国土面積と排他的経済水域FEZ)の大きさの対比をwikiに基づいて実施してみる。
 ここで主要国とは、アメリカ、ドイツ、中国、英国、韓国と日本であります。

 比較の計算はスケール則による。面積を正方形に直し、それを図示するのですな。
 実寸を含めた大きさの目安はこうなるのであります。中国は韓国のサイズで2倍、面積では4倍程度の領海を持つのであります。


日本から。白地は国土、青はFEZを示す。

アメリカはこうなる。ピンクが国土である。ほぼ同等な大きさだ。

中国の領海は貧弱であるといえる。黄色が国土である。

ドイツも領海が少ない。

韓国はこうなる。領土が大きくないが領海はほどほどある。

かつて世界を制した英国はこうなる。さすがかつての海洋大国だ。

 各国の国土を比較したものを以前ブログに書いたが、ここに再掲しておきましょうかね。配色は、赤が日本、青がアメリカ、黄色は中国で、緑はドイツ、韓国はオレンジ、英国は紫としてある。

【結論】
 一応、先進国では日本は海洋大国であるといえる。FEZの面積では10番以内にある(FEZの範囲は、各国の利害が衝突するので確定値ではないことに注意)
 領土が小さいとお嘆きの貴兄には海洋進出をオススメする。離島に住むのもいいかもしれない。
 我らは国土に対して広大な海を保有しているのだ。そして、お隣りの中国や韓国が国土に比して少ない領海の確保に血道をあげるのにはそれなりの訳があるのだ。

日本は世界4位の海洋大国 (講談社+α新書)

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