サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

コンピュターと多神論

 誰かが指摘していが、コンピュターやサイバーカルチャーは一神論的伝統のもとにしか生じ得なかったろう。
 正直なところ、日本のような多神論的な伝統のもとではOSやレジストリなどような強力な規定を構成できなかったろうし、アルゴリズムやロジックのという「思考の法則」を着想すらできなかったことだろう。
 漢字やかなでプログラムをコーディングするのは、想像する以上に困難がある。それは文化的な伝統に排反するがゆえの困難なのだと思う。

 チューリング賞は、これまでのことろアーリア系部族とユダヤ人によって独占されている。欧米およびインド人は過去に「論理学」を独自に作り上げた文明であることも偶然ではないだろう。
日本人が獲得できないのは根深い伝統の問題があるのではないだろうか?

現代思想2012年11月臨時増刊号 総特集=チューリング

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因明学―起源と変遷

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インド人の論理学―問答法から帰納法へ (中公新書)

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