サイエンスとサピエンス

気になるヒト、それに気なる科学情報の寄せ集め

アルキメデスの見出された遺産

 アルキメデスのストマキオンは20世紀初頭に一回発見され、そして
1998年に再度、オークションに出品された。
 注目すべきは、「230万ドル」で落札された「古代の科学」がSLAC(スタンフォード大の線形加速器)で精密に再生・解読された、その物語だ。
 マネーと先端科学技術と古代科学の解読という特色の有る組み合わせで21世紀に蘇るのが比類なき天才アルキメデスなのだろう。
 この中の一つの組み合わせパズルはその発生源が不明なだけに神秘的である。
 正方形を再現するピースの組み合わせを求めるのが出題だ。

 この解の数は数万通りになる。536通りが対称性をのぞいた解である。
 写本が再生されなければ、この図形は永遠に人類から隠蔽されていたのだろうか?

解読! アルキメデス写本

解読! アルキメデス写本

 このディールズが最初の発見者だ。

古代技術 (1970年) (SD選書〈45〉)

古代技術 (1970年) (SD選書〈45〉)