サイエンスとサピエンス

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ボースの科学院 @カルカッタ

 インドの科学者でBoseといえば、Bose-Einstein統計のBoseやラマンなどを思い出す。ここはもうひとりのBoseを書き出しておこう。

ジャガディッシュ・チャンドラ・ボースは1858年に生まれ1937年に亡くなる。インドにおいてはつとに著名であり、イギリス留学の後、病を得て帰国。
 鉱石ラジオによる無線工学の普及や植物生理の電気的研究で知られる。Googleも2016年には彼の活動を顕彰した。
 ところで、彼の植物生理学の研究は植物オカルティストたちをinspireしたことでも知られる。「植物の意識」や「植物の超感覚」などは彼の論文を拡大解釈して生まれたものだ。だが、その誤解は無害である限り、そういうロマンティックな夢想も楽しいかもしれない。

彼の創設した「ボース科学院」は今でも活発な組織である。



ボース科学院はなかなか立派な建物である。


なぜか、あのパトリック・ゲデス!による伝記が翻訳されていたりする。

インド科学の父 ボース

インド科学の父 ボース