砂糖は太る原因 - サイエンスとサピエンス

　数年前、アメリカのドキュメンタリー『世界を動かす砂糖産業』を観た。当時から、砂糖が肥満の原因ともくされていたが、砂糖産業はそれを大量の宣伝広告費などで潰しにかかった。
　別に裏金が動いたとは言わないが、真っ先に思い浮かぶのが大手の科学シリーズのなかの書籍だ（下に添付）。

　世の中の状況は大きく変わりつつある。
　2013年8月2日のナショジオの記事「砂糖が太るのはカロリー過多ではなく「体力が奪われる」ため」からしても否定しようのない事実だろう。
　ニューヨーク市長の砂糖水＝炭酸飲料禁止条例をめぐる論争や、本日のメキシコのニュース「炭酸飲料めぐる健康論争、メキシコでも」もあることだ。

　そうそう。
　TEDの人気レクチャー（ｗｅｂ版の世界一受けたい授業）でも砂糖がやり玉にあがっている。ジェミー・オリバーの痛烈な番組を下に添付しているので試聴してほしい。
「Jamie Oliver's TED Prize wish: Teach every child about food」だ。心ならずも太りすぎてしまった家族（USの母子家庭なのだろう）に忍び寄る病の危機を例にとり、聴衆に圧倒的な事実を突きつけている。

これだけ事実が集積されているのだ。アンチ砂糖産業、砂糖水製造業への包囲網はほとんど完成している。　