慢性閉塞性肺疾患(COPD)はここ数年で急速に増大している。30年間で4倍になったと額田勲が特記しているが、高齢社会でもっとも注目されている疾患であるとしている。同時にもっとも恐ろしい疾患とも言われている。
一般財団法人COPD日本委員会によれば、死因の9位に浮上してきている。
喫煙歴を経て発症する病気としているが、PM2.5の影響を考えてゆかざるをえない時代にさしかかりつつある。
ウィキペディアでは発症の主因をこう記している。
喫煙をやめても燃焼性物質が影響するというわけだ。
実際に、この「独立行政法人 環境保全再生機構」で報告されている疫学調査はそれを裏付けている。
中国、ブラジルでの調査では、大気汚染の質的な差だけでなく大気汚染以外の要因(ブラジル:暖房・調理の燃料に薪を使用する家庭のほうがガス使用家庭より有症率が高いことなど)を明らかにした。
中国本土ならびに周辺地域(東側の隣国である北朝鮮、韓国、日本)の住民は、慢性閉塞性肺疾患のリスクが高まるであろう。
冬場は受動喫煙状態に晒されるからだ。
それと合わせて思い起こされるのが、間質性肺炎(interstitial pneumonia)だ。なぜか北国に多い。これも閉塞空間で燃焼性微小粒子を吸引する環境にあるからではなかろうか?
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